社会

東京大学は、2027年9月に約70年ぶりとなる新学部「UTokyo College of Design」を開設することを発表しました。新学部は単一の学術領域だけでは解決できない複雑な社会課題の解決に向けた創造的なプロセスを学ぶために、多様な学術知を「デザイン」によって繋ぎ、融合することを目指した学部です。文理融合の必要性、どのような人材育成を目指しているのかなどを知ることができます。

2月の実質賃金は前年同月比で1.2%減少し、2ヶ月連続のマイナスとなりました。実質賃金の低下は購買力の低下、消費意欲の減退から景気後退につながります。つまり、生活の質を低下させ、経済全体の停滞を招く可能性があります。実質賃金とは何か、物価上昇をどのように計算しているのかなどを知ることができます。

トランプ政権の関税強化を受けて、4月3日にはNYダウが1,679ポイント（約4%）下落し、S&P 500指数も4.88%の下落となりました。 ​国内への製造業回帰と中国への圧力強化、有権者への政治的なアピールなどの意義があるものの、報復関税による混乱、インフレの加速、景気後退などの懸念もあります。関税強化の狙いや関税強化の成功例と失敗例を知ることができます。

トランプ政権は、ハーバード大学がキャンパス内の反ユダヤ主義への対応に不備があるとして、約1兆3500億円（90億ドル）に上る連邦助成金と契約の見直しを始めています。背景にあるトランプ政権とイスラエルの関係性、リベラルへの反発がどのように関わっているのかを知ることができます。

高齢化や長寿化を危機捉える論調もありますが、大きく幅の広いビジネスチャンスと捉えることも可能です。しかし、長寿カスタマーを取り込むるには、これまでの考え方を改める必要があります。超長寿化社会に必要なビジネスモデルをどのように考えていくべきかを知ることができる記事になっています。

時間管理をうまく行う事は、ただ時短をしたり、効率化するためものではありません。短時間でより多くのことを行うためではなく、本当に大切なものに時間を注ぐためのためのものです。本書は二つのE（エピソードとエビデンス＝学術的根拠）を重視し、どうやれば時間術が身につくのか、効率化した時間を何に使うべきかを知ることができます。

自然界の生物は絶えず乏しい資源をめぐり、狂暴な生存競争を繰り広げているというイメージがありますが、実際の自然界には協力、互恵的な関係があふれています。互恵的な関係に目を向けることは、自然から得るものへの敬意を得て、生態系と人間社会でも協力関係を構築するためにも重要なことです。自然界での互恵的な関係と、それをどうやって活かしていくのかを知ることができます。

グローバルサウスが世界秩序を変えるという意見もありますが、リーダーも議長もおらず、一枚岩出ない組織が世界秩序を変えるほど国際情勢は甘いものではありません。それでもグローバルサウスの実像を理解することは、日本がグローバルサウスとどのように向き合うべきかを含め重要なことです。グローバルサウスの本当の姿と日本のとるべきスタンスを知ることができる本になっています。