社会

GAFAを始めとしたテック企業幹部に1人のコーチがいることが知られている。コーチの名はビルキャンベル。彼にコーチされた人は多く，その影響は大きい。またそのコーチング内容は組織論，リーダー論などの最新の研究で効果があることがわかっている。ビルのコーチング技術とその心構えを知ることができる。

教員としての経験から日本の学校では学力は上がらないと確信している。制度疲労、教育内容や教師、両親の質の低下など様々な要因とどうしていくべきなのかが書かれている。

認知能力を高い状態から観察するメタ認知という概念が近年注目を浴びている。メタ認知とは何か、なぜ重要なのか、どうすれば伸ばすことがきるのかなど書かれている。

日本の教育が昔から変わらず、時代の変化に追いついていないというイメージを持つ人は多い。本書ではマレーシアの教育内容を中心に世界の教育の状況が紹介されている。多様性を増す世界の教育とどのように子供の教育を考えるべきかを知ることができる。

世界的に余ったたマネーが日本に流れ込むことで、バブルが再び起こると筆者は予想している。なぜバブルが起こるのか、何が起こるのか、崩壊後何が起きるのかなどが書かれている。

官僚や政策でなくても政策を作ることができる。筆者は民間人としていくつもの法律を変えてきた。変化が早く正解の無い世界で課題の当事者が政策に意見できる仕組みの重要性は増している。どのよう政策起業をしてきたかがかかれている。

日本の国力、存在感は世界で急激に低下している。日本の復活のためには今何が起きているかを知ることがはじめの一歩となる。人口構造の変化、グリーン化、テクノロジーの進歩というメガトレンドを知ることで現状を認識することができる。

重要なことは難しく、困難でうまくいかないものと思う人は多いが、うまくいかないのは簡単なやり方を見つけていないから。重要なことこそ頑張らないからこそ結果が出るようにする必要がある。力づくでなく、エフォートレスな思考が結果につながる秘訣。

2040年に世界がどうなっているかをテクノロジーを中心に予測した本。予測することは不測の事態に対応しやすく、大衆とは違った視点を持つことができるなど多くな可能性を秘めている。