3分要約

ビックデータなどの話題性から統計学の時代とも言われるようになっているが，世間で見られる分析の中には怪しいものも多い。自分の主張や結論ありきやデータの歪みに気づかずに分析を行うことは問題の解決にならないばかりか誤った解決法を提示してしまう。怪しいデータを見破る「データ分析読解の技術」を学ぶことのできる本になっている。

生命科学の分野はまだわからないことだらけで，細胞や人体について新しい発見が相次いでいる。最先端の研究の調査によって「いのちの科学の最前線」でいま何が起こっているのか，研究者がどのように新発見をしているのかを知ることのできる本になっている。

西欧を中心に広がる反イスラムやイスラムとキリストの対立は世界に大きな影を差しています。この背景には発展した西欧がイスラムを救済するという考えが少ななくありませんが歴史的にはイスラムの文化がヨーロッパに与えた影響は非常に大きく，イスラムとの交流がなければヨーロッパの発展はありませんでした。イスラムと共存の歴史やヨーロッパに与えた影響を知ることでただしいイスラムのイメージを持つことのできる本になっています。

日本は社会問題を多く抱え、身動きが取れなくなっている。筆者は今の日本に足りないのはマーケティングと考えている。マーケティングはただ商品を売る方法を考えることではなく、必要な価値を必要な人に届ける手法。SDGsの項目達成を例にマーケティング思考がどのような働きをするか知ることのできる本になっている。

ロシアによるウクライナ侵攻などアメリカを中心としたグローバリズムの行き詰まりを原因とした社会の変化が多くの場所で見られている。戦後の日本はアメリカに従属してきたがそれだけでは生きられない世界になっている。市場主義や資本主義などの西洋思想が同様な問題にぶつかっているのか，なぜなのかを知ることのできる本になっている。

STEAMという概念がシリコンバレーを中心に大きく注目されている。元々あったSTEMにアートを意味するAが加えられている。アートやデザインはなぜするのかを考えることを助け，よりヒューマニズムを可能にするものになっている。アートの重要性，身につけ方などを知ることのできる本になっている。

海外では右肩上がりの成長がつづくなか、日本はバブル崩壊後経済停滞が続きいており4つの低い、低所得、低物価、低金利、低成長が普通になってしまっている。日本病とも言われる状況は長期のデフレから脱却できなかったことが大きな原因。経済停滞の原因、海外の状況、改善のために必要なことを知ることのできる本になっている。